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『詐欺メール』『【myTOKYOGAS】パッチョポイント付与のお知らせ』と、来た件

『myTOKYOGAS』を騙ったフィッシング詐欺メール
多分あなたは、このメールに不信感を持ち検索されてここにいらっしゃった方かと思います。
ご心配でご不安したよね?
でもご安心ください、このメールは、詐欺メールですから削除してしまって結構です!
これでほっとされたのなら、お役に立てて何よりです。
このメールについて更にもっと詳しく知りたいと言う奇特な方、恐らく10分以内に読み終われると思いますので、お時間が許しましたら最後まで是非お読みください。

スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

『パッチョポイント』に騙されないで!

いつもご覧くださりありがとうございます!

皆さんの所にも『myTOKYOGAS』を騙ったフィッシング詐欺メールがたくさん届いていることと思いますが、その『myTOKYOGAS』を騙った詐欺メールにも色々あるもので、このような、東京ガス会員向けのポイントサービスの『パッチョポイント』に関するものもあります。

送信者として記載されているメールアドレスに使われているドメイン(@より後ろ)は、明らかに東京ガスのそれとは異なります。
因みにGoogleのSearch LabsのAIで検索してみるとこのような結果が出ました。

これによると東京ガスが利用するメールアドレスは「@tokyo-gas.co.jp」「@mail.tokyo-gas.co.jp」「@mail-members.tokyo-gas.co.jp」の3つ。
当然この中には”service.mainh.cn”なんてドメインは当然ありません!
それに”.cn”は中国に与えられた国別ドメインです!
よくもまぁあからさまにこのようなドメインを使うものですね…


中国ドメインを使いカナダのプロバイダーを利用

では、このメールが悪意のあるメールであることを立証していきましょうか!
まず、このメールのヘッダーソースにある”Received”を確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、『表示(V)』⇒『メッセージのソース(O)』と進むと見られますよ。

Received:『from service.mainh.cn (unknown [107.174.172.3])』

ここに掲げた”Received”は、ヘッダー内に複数ある”Received”の中で時系列が一番古いもので
このメールを差出したデバイスの情報と最初に通過したサーバーの情報が刻み込まれています。

末尾の4つに区切られた数字の集まりはIPアドレスと呼ばれるいわばインターネット上の住所や電話番号で同じ数字の集まりは世界中に1つしかありません。
因みに、この数字の集まりじゃあまりにも煩雑でわかりにくいので、それに文字を割り当て分かり易くしたものがドメインと呼ばれるものです。

Received”の前半のドメイン部分は、往々にして偽装されていることが多いものですが、末尾のIPアドレスは送信者のデバイスに割当てられたもので偽装することができません。
この
IPアドレスは、差出人が利用したメールサーバーの情報でこれを紐解けば差出人の素性が見えてきます。

このIPアドレスを元に送信に使われた回線情報とその割り当て地を『IP調査兵団』さんで確認してみます。
(※IPアドレスから導き出された位置情報は、必ずしもそれほど正確ではありません)

代表地点として地図に立てられたピンの位置は、これらの調査で時折出てくる米国のサンタクララ付近。
あくまで大雑把な代表地点なのをお忘れなく。
そして送信に利用されたプロバイダーは、カナダを拠点とする『HostPapa』
このメールは、この付近に設置されたデバイスから発信され、このプロバイダーのメールサーバーを介して届けられたようです。


画像のリンクが切れたお粗末な偽サイト

では引き続き本文。

パッチョポイント付与のお知らせ
日頃より、myTOKYOGASをご利用いただきありがとうございます。
パッチョポイントの付与が完了しました。ポイントを確認する

このメールは詐欺メールですから詐欺サイトへのリンクが付けられています。
そのリンクは『ポイントを確認する』って書かれたところに付けられていて、
そのリンク先をコンピュータセキュリティブランドのトレンドマイクロの『サイトセーフティーセンター』で検索するとその危険度はこのように評価されていました。

既に『フィッシングサイト』としてしっかりブラックリストに登録済みですね。

このURLで使われているドメインは”owhvusgdvs-sfdvbss.icu
このドメインにまつわる情報を『Grupo』さんで取得してみます。

このドメインを割当てているIPアドレスは”134.122.167.7
このIPアドレスを元にサイト運営に利用されているホスティングサービスとその割り当て地を再び『IP調査兵団』さんで確認してみます。
(※IPアドレスから導き出された位置情報は、必ずしもそれほど正確ではありません)

代表地点として地図に立てられたピンの位置は、
こちらもあくまで大雑把な代表地点でございます。
利用されているホスティングサービスは、シンガポールに拠点を置く『Rackip Consultancy Pte. LTD』
この辺りに設置されたウェブサーバーに、リンク先の詐欺サイトは構築されているようです。

危険だと聞かされると余計に見に行きたくなるのが人間のサガ…(;^_^A
それを承知で、しっかりとセキュリティーの整った環境下で見に行ってみました。

あらら、画像のリンク切れしたウェブサイトが開きましたね。
本物そっくりですが、偽の詐欺サイトなので騙されないようご注意ください。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


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