『詐欺メール』『hi』と、来た件

デジタル
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GILTのメールアドレスを騙り
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

誰が何の目的で??

いつもご覧くださりありがとうございます!

このなんだか不思議なメールなどうよ。

件名が『まぢもむゖわガ』って意味不明…
本文に書かれているのはただ一行『こんにちは、友達を作ってもいいですか?』
そんなもの勝手に作ればぁ?…
そして差出人のメールアドレスのドメイン(@より後ろ)が”gilt.jp”だからショッピングサイトの)さんのものでもちろん偽装。

馬鹿馬鹿しいけどほんの少しだけ調べてみます。


本当のメールドメインは?

では、このメールが悪意のあるメールであることを立証していきましょうか!
まず、このメールのヘッダーソースにある”Received”を確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、『表示(V)』⇒『メッセージのソース(O)』と進むと見られますよ。

Received:『from vmta155.pzxvh.space (unknown [154.216.188.151])』

ここに掲げた”Received”は、ヘッダー内に複数ある”Received”の中で時系列が一番古いもので
このメールを差出したデバイスの情報と最初に通過したサーバーの情報が刻み込まれています。

ここに”vmta155.pzxvh.space”とあるので、この差出人のアドレスドメインは”gilt.jp”ではなく
vmta155.pzxvh.space”だと思われます。

末尾の4つに区切られた数字の集まりはIPアドレスと呼ばれるいわばインターネット上の住所や電話番号で
同じ数字の集まりは世界中に1つしかありません。
因みに、この数字の集まりじゃあまりにも煩雑でわかりにくいので、それに文字を割り当て分かり易くした
ものがドメインと呼ばれるものです。

Received”の前半のドメイン部分は、往々にして偽装されていることが多いものですが、末尾のIPアドレスは送信者のデバイスに割当てられたもので偽装することができません。

では、”Received”にあったドメイン”vmta155.pzxvh.space”について『Whois』さんと
』さんで調べてみます。
まずは『Whois』さんで。

これによるとこのドメインは、中国雲南省(yun nan)の方が取得されています。
そしてこのドメインは中国のアリババが管理しているようです。

次に割当てているIPアドレスの情報を『』さんで調べてみます。

これによると”154.216.188.151”がこのドメインを割当てているIPアドレス。
このIPアドレスは、差出人が利用したメールサーバーの情報でこれを紐解けば差出人の素性が見えてきます。
このIPアドレスを元に送信に使われた回線情報とその割り当て地を『IP調査兵団』さんで確認してみます。

(※IPアドレスから導き出された位置情報は、必ずしもそれほど正確ではありません)

最近この付近の地図よく見てる気がします。
代表地点として地図に立てられたピンの位置は、香港の九龍(Kowloon)地域。

あくまで大雑把な代表地点なのをお忘れなく。
そして送信に利用されたプロバイダーも香港の『Hong Kong Megalayer Technology CO』
このメールは、この付近に設置されたデバイスから発信され、このプロバイダーのメールサーバー
を介して届けられたようです。


まとめ

まとめようのないこのメール、何がしたかったのでしょうか?
私にはさっぱり分かりません…

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


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