今月4通目の『迷惑メール』 はい、週明け月曜。 リフレッシュを終え気持ちよくスタートしたいと出社したところへ「コレ」です。 ん?これどう見ても『詐欺メール』なのに ヤバイ!何時ものように[spam]判定されていないし💦 でも、どう見ても……もう、週明け早々仕事させてくれい! 『詐欺メール』判定のその理由は? どうして『詐欺メール』と判断できるか?というと理由はいくつかあります。 下の図は、メールのキャプチャーにコメントしたもの。 じゃ上から行きますよ~ まず、送信元のメールアドレス。 『Amazon.co.jp Customer Service <update@customerhelper1.xyz>』 @より後ろのドメインはアマゾンジャパンからのメールであれば「amazon.co.jp」 となるはず。 ところがこのメールは「customerhelper1.xyz」と わけの分からないドメイン…┐(´д`)┌ワカリマセン 次に、メール「アカウントサービス」と「Amazon.co.jp」と もう一つ「番号:503-3263722-0041460」と書かれた部分。 これらは普通リンクが付いてる箇所ですが、リンク色が付いているだけで実際にリンクは ありません。 次に文中の「yama様」と書かれた宛先。 これは多分当方のメールアドレスのアカウント(@より前)だけを抜き出したんでしょう。 本物のamazonからのメールは下図の様に登録したアカウント名が宛先のはず。 と、これらがその根拠なんです~♪ 文中のヤバい場所は? こういった『詐欺メール』は文中に必ず偽装リンクが必ず張られています。 このメールで言うとこの「黄色いボタン」の部分。 『支払い方法を変更』と書かれた黄色いボタンはURLリンクされています! もし、本当にアマゾンジャパンから送られてきたメールなら、 そのリンク先は先程のメールドメインと同じように「amazon.co.jp」であるはず。 ですが実際は 「ttps://metsuyampnb198909.shortcm.li/DWOFfD」 (クリックしてもリンクしないように先頭の”h”は消してあります) なので文中で一番ヤバい部分はこの「黄色のボタン」 絶対にクリックしないでくださいよ! 多分このURLも偽装で、一旦はこのアドレスに接続されるものの一瞬で素通りして 違う詐欺サイトのURLに誘導されるはずです。 一応今回もアマゾンジャパンのサイトで使用している アドレスが公開されていますので貼っときますので参考までに。 今現在まで未対策の模様 検証のため『支払い方法を変更』と書かれたボタンをクリックしてみます。 (皆さんは絶対にしないでください!) いつもならリンクをクリックすると、リンク先は既に削除されているか若しくは トレンドマイクロが保護したページに誘導するはずが…。 あらら💦(・_・;)ヤベッ いかん、いかん、未対策じゃねーの! ちとアドレスバー見てもらっていいですか? さっきのリンクアドレスと全く違うでしょ?! やっぱり偽装されてましたわ~ 全部貼り付けるとこんな感じ(先頭の”h”は削除済み) ttps://attentionupdate.amazxos.com/2p6FPyiVlUevfqaXr4xZCIc3WGgnAHtO/login.php?p=0&token=617474656e74696f6e7570646174652e616d617a786f732e636f6d 何ともそれらしいアドレスですが、ドメインが…( ´,_ゝ`)プッ 「amazxos」 これって本気で似せてるのか、それとも笑わせてるのかどっちだい?! 本文の内容は?… では、いつものように詳しく見ていきましょう♪ プライムの会員資格が2019/07/19に切れるって書いてあるのに 送信日時が2019/07/19の23:52って 猶予が8分かい。 それも夜中にかい。 「お支払いに使用できる有効なクレジットカードがアカウントに登録されていません」 って、それ嘘そだし、おたくで作ったアマゾンカードですがなにか? これってハマると結局最後にクレジットカードの情報を入力させる手口っすよね?! では最後にIP調査 さぁ、では恒例のIPアドレスによる調査。 今回も「Magonote-tools」さんの「IPアドレス・ドメインの持ち主を調査」で。 まずはメールのヘッダーをすべて表示させてと。 ヘッダーから取得した”from”のIPアドレスをここに貼ってと。 ポチっと …… …… どうやらドイツのとある街の湖?池?のド真ん中。 ここが今回メールを発信してきたサーバーの設置場所です。 あくまでこのIPアドレスは、送信元ではなく送信元のメールサーバーが 設置されている場所、すなわちプロバイダーのサーバーセンターと言う事になります。 なので自身のIPを調べても、契約しているプロバイダーが所有するサーバーセンター が特定されますのであしからず♪ 迷惑メール相談センターに通報 では最後に、毎度のことながら通報します。 「迷惑メール相談センター情報提供ページ」にある メールアドレス(meiwaku@dekyo.or.jp)宛に 「ヘッダーをすべて表示させた」状態で迷惑メールを転送します。 これで一連の作業は完了。 お疲れ様でした (^^♪ いつもの事ですが、おかしなメールが届いても文中のリンクやボタンさえ押さなければ 何も起こりません! そんなメールは即座に葬ってやってください(*^^*) |