『詐欺メール』『ポスト投函予定のお知らせ』と、来た件

迷惑メール
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来るはずの無いヤマト運輸から投函予定のメール
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

★フィッシング詐欺解体新書★

ヤマト運輸を騙る詐欺メールが急増中

いつもご覧くださりありがとうございます!

最近ちょくちょくお話していますが、このところ宅配業者のヤマト運輸を騙る詐欺メールが急増中です!
今朝もメールボックスには、既出の物も含めヤマト運輸を騙る詐欺メールが複数通届いています。
そんな中、このような新種もありましたので新鮮なうちにご紹介しておこうと思います。

宛先は何をとち狂ったのか『東 直仁様』と…
もちろん私ではありません。
ヤマト運輸さんではこのようなメールによる通知サービスは行っていないはずだし、クロネコメンバー
でもない私のメールアドレスを知っているはずもありません!
それにこのメールにある投函予定の5/15は、金曜日ではなく水曜日。
何処をどう間違うと2日もずれるのでしょうね?(笑)

書かれている送り状番号は『3681-0356-2304』
当然でたらめですが、この数字あとで比較に使うので覚えておいてください。

では、このメールを解体し詳しく見ていきましょう!
まずはプロパティーから見ていきます。

件名は『ポスト投函予定のお知らせ』
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。

差出人は
『”ヤマト運輸株式会社” <mail@kuronekoyamato.co.jp>』
皆さんはご存じでしょうか?
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。

kuronekoyamato.co.jp”は確かにヤマト運輸さんの公式ドメインですが、詐欺メールなので当然偽装。
では、差出人は誰なのでしょうか?
その辺りは次項でじっくりと調べていくことにしましょう!


本当のドメインは”q4dpub.cn”

では、このメールが悪意のあるメールであることを立証していきましょうか!
まず、このメールのヘッダーソースにある”Received”を確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、『表示(V)』⇒『メッセージのソース(O)』と進むと見られますよ。

Received:『from q4dpub.cn (q4dpub.cn [104.168.147.89])』

ここに掲げた”Received”は、ヘッダー内に複数ある”Received”の中で時系列が一番古いもので
このメールを差出したデバイスの情報と最初に通過したサーバーの情報が刻み込まれています。

ここに書かれているのはヤマト運輸さんの公式ドメインではなく”q4dpub.cn”なんて中国のドメイン。
これは何を意味するのでしょうか?!

末尾の4つに区切られた数字の集まりはIPアドレスと呼ばれるいわばインターネット上の住所や電話番号で
同じ数字の集まりは世界中に1つしかありません。
因みに、この数字の集まりじゃあまりにも煩雑でわかりにくいので、それに文字を割り当て分かり易くした
ものがドメインと呼ばれるものです。

Received”の前半のドメイン部分は、往々にして偽装されていることが多いものですが、末尾のIPアドレスは
送信者のデバイスに割当てられたもので偽装することができません。

このIPアドレスが差出人のメールアドレスのドメインに割当てられているものと一致すれば
メールアドレスの偽装は無かったことが証明されますが、そうでない場合、特定電子メール法
違反となり処罰の対象とされます。

※特定電子メール法違反
・個人の場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・法人の場合、行為者を罰する

では、メールアドレスにあったドメイン”kuronekoyamato.co.jp”が差出人本人のものなのかどうかを
調べてみます。

(IPアドレスが出やすいように頭に”www.”を付加しています)

これがドメイン”kuronekoyamato.co.jp”の登録情報です。
これによると”23.50.118.192”がこのドメインを割当てているIPアドレス。
本来このIPは”Received”のIP”104.168.147.89”と同じ数字の羅列になるはずですが、それが全く異なるので
このメールのドメインは”kuronekoyamato.co.jp”ではありません。
これでアドレスの偽装は確定です!

因みに”Received”にちらっと見えていた”q4dpub.cn”ってドメインは、”Received”のIP”104.168.147.89”と
合致しました。

故にこの差出人の本当のメールアドレスにあるはずのドメインは”q4dpub.cn”です!

Received”に記載されているIPアドレス”104.168.147.89”は、差出人が利用したメールサーバーの情報で
これを紐解けば差出人の素性が見えてきます。
このIPアドレスを元に送信に使われた回線情報とその割り当て地を確認してみます。

(※IPアドレスから導き出された位置情報は、必ずしもそれほど正確ではありません)

地図に立てられたピンの位置は、アメリカのシアトル付近。
そして送信に利用されたプロバイダーもシアトルを拠点とする『Hostwinds』
このメールは、この付近に設置されたデバイスから発信され、このプロバイダーのメールサーバー
を介して私に届けられたようです。


詐欺サイトはシンガポールの山中に

では引き続き本文。

ポスト投函予定のお知らせ

東 直仁 様

ヤマト運輸をご利用いただきありがとうございます。
お荷物をポストへ投函予定です。

お荷物情報
投函予定:5/15(金)

送り状番号 : 3681-0356-2304
品 名 : 衣類・バッグ

荷物の配送状況を確認する
よくあるご質問はこちら

お問い合わせはこちら

このメールは詐欺メールですから詐欺サイトへのリンクが付けられています。
そのリンクは赤字で示した3箇所に付けられていて、
そのリンク先は、コンピュータセキュリティブランドのトレンドマイクロの
サイトセーフティーセンター』での危険度はこのように評価されていました。

既に『フィッシングサイト』としてしっかりブラックリストに登録済みですね。

このURLで使われているドメインは”yamaodoyama-co-jp.owd8a7.cfd”で本物とは似て非なるもの。
このドメインにまつわる情報を取得してみます。

このドメインは中国の浙江省の方が取得されているようです。
割当てているIPアドレスは”43.134.117.194
このIPアドレスを元にサイト運営に利用されているホスティングサービスとその割り当て地を確認してみます。

(※IPアドレスから導き出された位置情報は、必ずしもそれほど正確ではありません)

地図に立てられたピンの位置は、森林が広がるシンガポールの山中。
利用されているホスティングサービスは、中国の『Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited』
この辺りに設置されたウェブサーバーに、リンク先の詐欺サイトは構築されているようです。

危険だと聞かされると余計に見に行きたくなるのが人間のサガ…(;^_^A
それを承知で、しっかりとセキュリティーの整った環境下で見に行ってみました。

何度かウイルスバスターにブロックされた上でたどり着いたのはこのようなヤマト運輸と書かれたページ。

ここに書かれている送り状番号をよ~く見てください。
先程覚えていてくださいと書いたメール本文に書かれていた番号は『3681-0356-2304』でしたが
全然異なっています。
単純に送り状番号が異なるということは別の荷物です。(笑)

この先に進んでもろくなことは無いのでこの辺で止めておきますが、この先に進むと氏名や住所などの
個人情報を入力させられた上、いくらかの再配達料を徴収するとの理由でクレジットカードの情報を
抜き取られ詐欺に遭うものと思われます。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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