『詐欺メール』『お知らせ【三井住友カード】』と、来た件

秋の『三井住友カード』祭り開催中?!
※ご注意ください!
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速にをもっとうにご紹介しています。

このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した偽のコピーサイトで、フォームにアカウント情報や
クレジットカードの入力させそれらの情報を詐取しようとします。
被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!
また、気が付かずにログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

★フィッシング詐欺解体新書★

『三井住友カード』がびっしり

開けてびっくり玉手箱!
今朝、メールボックスを開けてみると。そりゃもうすごいことになっていました。

もしかして10月1日って『三井住友カード祭り』?(;^_^A

この中から一番新鮮そうなもの選んで開いてみたら書いてある内容はこんな感じでした。

『アカウントの異常活動』や『ログインして再活性化』なんて意味は分かるけど普通には使わないような
なんとなく翻訳されたかのような言葉が書かれています。

もうお分かりですよね?
差出人は三井住友カードを名乗っておきながらのAmazonのメールアドレス。
そう、このメールは、最近多い迷惑メールの類。

では、このメールを解体し詳しく見ていきましょう!
まずはプロパティーから見ていきましょう。

件名は『[spam] お知らせ【三井住友カード】』
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。
この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
『”三井住友銀行” <virtue-*****@amazon.co.jp>』
皆さんはご存じでしょうか?
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。

『*****』部分には、受信者のメールアカウント名がはめ込まれており、全く違う企業の
メールドメインを使うのと合わせてこれは最近の詐欺メールのトレンド。
それに件名には『三井住友カード』と書いてあったのにここには『三井住友銀行』に
入れ替わっています。


中国のプロバイダーでアメリカのサーバー

では、このメールが悪意のあるメールであることを立証していきましょうか!
まず、このメールのヘッダーソースにある”Received”を確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、『表示(V)』⇒『メッセージのソース(O)』と進むと見られますよ。

Received:『from VM-0-2-centos.localdomain (unknown [43.153.34.159])』

Received”に”localdomain”が記載されているのも最近のトレンド。

三井住友カードを名乗っておきながらのAmaoznのメールアドレスなので、このメールは明らかに
アドレス偽装、これは特定電子メール法違反となり処罰の対象とされます。

※特定電子メール法違反
・個人の場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・法人の場合、行為者を罰する

Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む自局のホスト情報です。
ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。
すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。
記載されている末尾の数字43.153.34.159””は、そのサーバーのIPアドレスになります。
これを紐解けば差出人の素性が見えてきます。
このIPアドレスを元に送信に使われた回線情報とその割り当て地を確認してみます。

送信に利用されたのは、中国の『Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited』と言う
プロバイダーです。

位置情報は、IPアドレスを元にしているので、かなりアバウトな位置であることを
ご承知いただいた上でご覧ください。

代表地点としてピンが立てられたのは、アメリカの『サンタクララ』付近です。
このメールは、この付近に設置されたメールサーバーを介して私に届けられたようです。


あれ?Amazonの公式サイトが開いちゃった(;^_^A

では引き続き本文。

平素は三井住友銀行をご利用いただき、誠にありがとうございます。

※本メールは次回お支払いがあるお客さまに配信しています。

アカウントの異常活動が検出されました。ご安全のため、アカウントを一時的にロックしています。 アカウントを再度有効にするには、公式の三井住友銀行ウェブサイトにアクセスし、指示に従ってください。

「ログインして再活性化」

「次へ進む」

ボタンをタップ

ご利用明細のご確認はこちら
※Vpassへのログインが必要です

あれれ?ここも三井住友銀行に入れ替わってるし…
どちらも三井住友フィナンシャルグループ傘下ですが、実質的には別会社ですから味噌も糞も一緒にしては
いけませんよ!

このメールは詐欺メールですから詐欺サイトへのリンクが付けられています。
そのリンクは『ご利用明細のご確認はこちら』って書かれたところに付けられています。
最近のトレンドは、リンク先が正規サイトってパターン。
さてこのリンク先はどこでしょうか?

はい、Amazonの公式ページでした。(笑)

恐らく同じ輩からだろうと思われる迷惑メールが急増していますが、この輩何がしたいんでしょうかね?


まとめ

リンク先が正規サイトなので実害はありませんが、迷惑千万、いかんせん量が多すぎるので
うっとおしくて仕方ありません。(-_-;)

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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