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『詐欺メール』「安全に関するお知らせ: Twitterへのログインがありました」と、来た件

危うく乗っ取られるところだった
※ご注意ください!
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速にをもっとうにご紹介しています。

このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した偽のコピーサイトで、フォームにアカウント情報や
クレジットカードの入力させそれらの情報を詐取しようとします。
被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!
また、気が付かずにログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

★フィッシング詐欺解体新書★

また、Twitterを騙った詐欺メールか?

朝、出勤前のまったりしたひと時にTwitterからこのようなメールが。

私のアカウントに不審なログイン操作があったとの報告のようです。
これによると、ログインのあった場所は「La Grande(ラグランド)」と書かれていますがどこなのかと
調べてみると、アメリカ合衆国オレゴン州ユニオン郡にある市のようです。
もちろん私は、名古屋に居るのでそのようなところからログインしていません。

日々このようなブログばかり書いているので、例によってこんなメール詐欺メールだろうと、右から左へ
受け流そうと思ったのですが、もしや?と思いこのメールが本当にTwitter社からなのかどうが気になったの
調べてみることにしました。

では、このメールを解体し詳しく見ていきましょう!
まずはプロパティーから見ていきましょう。

件名は
「安全に関するお知らせ: Twitterへのログインがありました」
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。
この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
「Twitter <verify@twitter.com>」
皆さんはご存じでしょうか?
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。

確かに「Twitter社」のドメインは”twitter.com”ですがもしかして偽装されている可能性もあります。
その辺りを含め、次の項で見ていくことにしましょう。


本物だった!

まず、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、「表示(V)」⇒「メッセージのソース(O)」と進むと見られますよ。
ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。

Return-Path: 「b0325aa6b8eymg0123=gmail.com@bounce.twitter.com」

Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される
メールアドレスです。
一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に
偽装可能なフィールドなのであてにできません。

Message-ID:「A2.35.37190.F8A86836@twitter.co」

Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。
このIDは世の中に1つしかありません。
”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。
ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。

Received:「from spruce-goose-cd.twitter.com (spruce-goose-cd.twitter.com. [199.59.150.125])」

Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む
自局のホスト情報です。
ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。
すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。
記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。

ここまでは疑いの余地なさそうですね。

先に書いた通り”Received”に記載のIPアドレスは差出人が利用したメールサーバーのもの。
このIPアドレスが差出人のメールアドレスのドメインに割当てられているものと一致すれば
メールアドレスの偽装は無かったことが証明されますが、そうでない場合、特定電子メール法
違反となり処罰の対象とされます。

※特定電子メール法違反
・個人の場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・法人の場合、行為者を罰する

では、”Received”にあったドメイン”spruce-goose-cd.twitter.com”について調べてみます。

Registrant Name”に”Twitter, Inc.”と書いてあるので、このドメインは間違いなくTweitter社のもの。
ということは、このメールは本物の「Twitter社」から送られてきた警告メッセージでした。

 


慌ててパスワードを変…(^-^;

では引き続き本文。

ご利用のアカウント(@********)に不審なログイン操作がありました。確認してください。
不審なログイン

場所* La Grande
端末 iPhoneのSafari
*場所はログイン時のIPアドレスに基づいて推定されています。

ご自身で行った場合
安全のため、本人確認のための質問に回答して、ログインがあなたによる操作であることを確認してください。

心当りがない場合
アカウントを保護するため、次の手順を実行してください。

パスワードを変更してください。 現在使っているセッションを除く、アクティブなTwitterセッションすべてからログアウトされます。
アカウントへのアクセス権を持つアプリを確認し、不審なアプリのアクセス権を取り消してください。 詳細はこちら。

ここには、自身でログインを行った場合は本人確認をし、そうでない場合はアカウント保護の措置を
行うように書かれています。

もちろん慌ててパスワードを変更しておきました。(;^_^A


まとめ

しかし相変わらず悪いことする奴が居ますね。
私のTwitterアカウントなんか乗っ取ったって何の利益も無いと思いますよ。
でも、こうして詐欺メールばかり見ていると、それらの中で同じような内容も見かけるので
ちゃんと今回のように本物かどうか確かめることも大切ですね。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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