一人のお客様から、ここ1か月ほどランダムにウイルスのくっ付いたメールが送られてきます。 当然そのお客様は気が付かれていると思うのですが、1か月を過ぎても忘れた頃にポロっと 送られてきます。 今朝受け取ったのはこのメールですが、拡張子が”.zip”の添付ファイルが付けられており、よく見ると 「The file [inline-589-1550.html] has been detected containing virus [HTML/Phishing.70A5!tr], and has been removed.」 と書かれているので、[HTML/Phishing.70A5!tr]と言うウイルスがくっついているようです。 ”has been removed”って事なのでサーバー側にて既に削除されたようなので実害はありません。
その内容を脅威百科事典で調べてみるとこのように書かれています。
HTML / Phishing.70A5!trは、トロイの木馬として分類されます。 トロイの木馬は、ユーザーの知らないうちに活動を実行するマルウェアの一種です。 これらのアクティビティには通常、リモートアクセス接続の確立、キーボード入力のキャプチャ、 システム情報の収集、ファイルのダウンロード/アップロード、感染したシステムへの他の マルウェアのドロップ、サービス拒否(DoS)攻撃の実行、プロセスの実行/終了が含まれます。 フォーティネットアンチウイルスアナリストチームは、常に説明を更新しています。 更新については、FortiGuard百科事典を定期的に確認してください。