『詐欺メール』Amazon ビジネスから『返金の確認』と、来た件
★詐欺メール解体新書★
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。
いつもご覧くださりありがとうございます!
☆当サイトでは、今の観点から不審なメールであるかどうかを解析して行きます☆
- 件名の見出しを確認
- メールアドレスのドメインを確認
- リンク先のドメインを確認
できる限り分かりやすく説明していいます。
最後までお読みいただても5分~10分程度ですのでごゆっくりご覧ください。
では、進めてまいります。
前書き
週末に放置していたメールボックスが大変なことに!
土曜、日曜の合計で600通余りも悪質な詐欺メールで溢れかえっています。
その半数近くがAmazonを騙るもので、なんと270通でそのほとんどの件名が「【重要】Primeの定期更新についてのお知らせ」でした。
この件名は週末以前にも届いているので相当数が流れているものと思われます。
まあ、このような大量に流されているメールは、どこかの詐欺メールフリーカーがご紹介していると思いますから放っておくとして、今回は、「Amazonビジネス」に成り済ます不審なメールのご紹介となります。
件名は「返金の確認」で以前2025年7月にも一度ご紹介していますが、半年以上も過ぎているので情報のアップデートの意味も含め改めてご紹介していこうと思います。
では、詳しく見ていくことにしましょう。
以下、そのメールです。
※テキストだけコピペしてありますので、性質上文字化け等はご容赦ください。
またリンクのURLは直リンク防止のため文字を一部変更してあります。
メール本文
ここから本文
↓↓↓↓↓↓
件名:[spam] 返金の確認
送信者:Amazon.co.jp/ビジネス <no-reply-oYU0@ab.em-net.ne.jp>
Amazon.co.jpをご利用いただき、誠にありがとうございます。下記の返金明細より、お支払いいただいたクレジットカードをご確認いただき、ログインアカウントへの入金をご確認ください。
返金状況を確認 こちらから。
Amazon.co.jp をご利用いただきありがとうございます。
↑↑↑↑↑↑
本文ここまで
短いメールですが、Amazonビジネスを契約している企業の方は慌てるかもしれません。
でもこのメールはフィッシング詐欺の可能性が限りなく高いです。
では、内容を確認し理由を整理します。
- 送信元メールアドレスが公式ではない
送信者のメールアドレス「no-reply-oYU0@ab.em-net.ne.jp」はAmazonの公式ではありません。
Amazon公式メールは通常「@amazon.co.jp」や「@amazon.com」などで「em-net.ne.jp」は、旧イー・モバイル(EMOBILE)が利用者向けに提供していたメールドメインで Amazon とは無関係で、当然これは偽装されたものです。 - 不自然な日本語
「ログインアカウントへの入金をご確認ください」とありますが、Amazon は通常「返金は◯日以内にクレジットカードへ反映されます」など、より具体的に記載されます。
それにクレジットカードへの返金を行う際、ユーザーに特定のリンクからログインさせて「入金を確認」させるような手順を求めることは通常ありません。 - 不安を煽る内容
「返金」「確認」「ログイン」などは、クリックさせてID・パスワード・カード情報を盗む典型です。
件名の見出しを確認
この件名の見出しには”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。
メールのヘッダー情報を確認
では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの「Receivedフィールド」から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドです。
Received: from C202601181317409.local (unknown [45.142.155.248])
本来ならここには、送信者のメールアドレスと同じドメインが記載されるはずですがそれとは全く異なる「C202601181317409.local」なんてドメインが記載されていますね。
もうこの時点で偽メール確定!
Received のカッコ内は、送信サーバーが自身で書き込むもので、偽装することはできません。
一応確認のため試しにドメイン「em-net.ne.jp」を割当てているIPアドレスとカッコ内のIPアドレスを比較してみましょう。
こちらが「Grupo」さんで取得したこのドメインに割当てているIPアドレスです。
Received のカッコ内にあったIPアドレスと全然違いますよね、この結果からこの送信者が使ったとされる「em-net.ne.jp」を使ったメールアドレスは偽装であることが確定です!!
このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を「IP調査兵団」で導き出してみると、香港付近です。
この香港付近は、詐欺・スパム業者がよく使う地域で、VPS(安価な仮想サーバ)を使った一時的送信が多く、日本向け詐欺メールの定番ルートとなっています。
リンク先のドメインを確認
さて、本文の「こちらから。」と書かれた部分に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
【h**ps://moneyback.bvfdbn.com/app/co.jp/】
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
ご覧の通り Amazon のドメインとは異なるものが利用されていますから、このサイトは公式サイトではありません!
先程と同様にこのドメインに関する詳しい情報を「Grupo」さんで取得してみます。
WHOIS情報を見ると、登録日Creation Date: 2026-01-13 で登録から数日しか経っていません。
フィッシング用ドメインは、数日〜数週間の使い捨てが利用され、ブラックリスト登録前に廃棄という運用が常套手段です。
よく見ると、登録者の住所として書かれている「愛知県」の文字が中国語(簡体字)で書かれていますから、このドメインの取得者は恐らく中華圏の方でしょう。
割当てているIPアドレスは「195.86.143.9」
「IP調査兵団」でこのIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、先程とは異なるものの再び香港・九龍の繁華街エリア付近であることが分かりました。
※ これは「実在の建物」ではなくIP割当ベースの代表地点であることがほとんどであることに注意が必要です。
リンクを辿ってみると、一旦はウイルスバスターにブロックされましたが、解除して進むと開いたのは英語でタイムアウトしたことが書かれた真っ白なエラーページ。
恐らくこのサイトを設置したレンタルサーバーがその危険を察知して削除したものかと思いますが、ウイルスバスターにブロックされたことが、ここには以前危険なサイトが存在していたことを物語っていますね。
まとめ
メールの文面や送信者のメールアドレスとリンク先のドメインが「Amazon」のものと異なるのでこのメールを詐欺メールと判定いたしました。
恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんのフィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。
いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;