愛知の『アサリ』がものすごくピンチだった件

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・潮干狩り行きてぇ~

ご存知でしたか?
アサリに起きているこんな事件の事!

いよいよ大型連休がやってきますが、今年も潮干狩りには行けそうに
ありません。
一昨年までは30km南の知多市まで自転車で出掛けてたのに、腰痛の
悪化で2年連続の断念。…無念…
仕方なくスーパーのアサリで酒蒸しでもと思うのですが、どうやら
ここ最近私の腰痛と同じようにスーパーのあさりにも異変が起きている。
当地のスーパーで見掛るあさりの産地は愛知、三重、静岡が殆どで
他県の物は見当たりませんでしたが、最近は熊本産をよく見掛るように
なり不思議に思っていたのです。
そしたらこんな事実が隠されていました。

・アサリ漁獲量の変化

ここ数年、アサリの漁獲量は全国的に見ても年々減少しているとか。
愛知県はあさりの漁獲高がダントツで全国一位なのですが、此方も
ご多聞に漏れず漁獲量は減少傾向。
ここ3年間の漁獲量を比較すると、以下のようになります。
平成25年 16,063t 全国一位 シェア69.7%
平成26年 10,563t 全国一位 シェア54.3%
平成27年 8,282t 全国一位 シェア60.0%
数字をもって見比べると一目瞭然、平成25年と昨年を比べると半分近く
まで減少してきているのが分かります。

・愛知のアサリに何が起きているのか

三河湾の東方、豊川河口付近にある六条潟と呼ばる干潟は日本でも有数の
稚貝の採取場で日本の6割~7割の生産量を誇り、ここで採取された稚貝は
愛知県内の漁協により漁場に放流されています。
確か以前、この干潟の稚貝が赤潮で全滅したと言うような…
調べてみると、台風通過時の風向き等や様々な要因で酸欠が起き、これに
より赤潮が発生したことが原因のようで、近年は供給量がかなり不安定
だとか。
また、ここから供給された各漁場でも寄生虫の発生や天敵であるツメタ貝
の大量発生などで激減し潮干狩り場が中止に追い込まれたりもしています。

・お隣の静岡ではこんな原因が

愛知の東隣の静岡県の浜名湖もアサリの産地として有名ですが、此方は
また別の原因で不漁になっているらしいのを新聞記事で見掛ました。
その原因は驚くことにクロダイの食害だとか。
クロダイと言えば、釣り好きの私達には釣りたいけどなかなか釣れない
魚として人気があります。
このクロダイが夜な夜な海底のアサリをむさぼっているのだそうだ。
また、浜名湖はそれにもまして密猟が後を絶たず大きな問題となっているようです。
このように様々な要因で全国的に漁獲量が減っていることが分かりました。
ただ安定した供給ができなくなりハマグリの様に庶民には手の届かない高級食材になってしまう事だけは勘弁してほしいものです。
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