『新堀川』の悪臭

『新堀川』の悪臭

下の記事は、今朝の中日新聞朝刊内市民版からの抜粋です。

自宅から祖父や祖母の眠る東別院へ向かう途中に渡る新堀川。
ちょうど橋の両側に川に並行して幹線道路の交差点があるので
信号待ちで橋上で停車することが度々あるのですが。
とにかく臭いんです。
窓を閉めてエアコン点けててもヘドロ臭が社内に蔓延します。
川底でガスでも発生しているんでしょう、川面をよく見ると
プツプツ泡のようなものがあちらこちらから浮いてきます。
名古屋城から流れる堀川は私もサイクリングで川沿いを時々
並走しますが、繁華街を流れるからか、それなりに浄化へ
向けての取り組みがなされていおり悪臭が気になったことは
ありません。
新堀川に関しても多少なりとも浄化への取組はなされている
とは思いますが、堀川と比較するとかなり気になります。
記事によると堆積されたヘドロは、私が良く渡る上流部で
80cm、七里の渡しがある堀川との合流地点で下流部の内田橋
付近ではなんと2mに達するとあります。
多分、潮位の干満のありますが水深も2m程だと思うので
水深と同じくらいのヘドロが堆積している計算となりますね。

少し気になって新堀川についてちょっとだけ調べてみました。
現在は堀留水処理センターを水源とし、全長6.0kmで内田橋付近
で堀川と合流し名古屋港に注ぎますが、元々は名古屋市千種区の
今池辺りを水源とする精進川という名前だったそうで、洪水の
発生を防ぐとともに、船舶の航行と下水処理水の放流先とする
ために運河として生まれ変わったそうです。
運河として開削された当時に熱田港への合流部から最深部まで
ほぼ水平となるように設計・掘削されていることで、その全域が
感潮域となっているそうです。(ほぼwikiから抜粋)

堀川は水源を庄内川からの取水で賄っていますが、新堀川や
中川運河は特に水源を持たない海面と同水位の河川であり、
浄化のための水源の導水は水利権などの絡みで簡単には行かない
ようです。

新堀川に関わらず、都心部を流れる堀川や中川運河は市民の憩い
の場として見直される傾向にあります。
悪臭はもとより、是非とも早期に鳥が舞い魚が跳ねるような河川
に生まれ変わってほしいと思います。

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