 後輩からの切実な悲鳴 パソコンも近年色々な機能が追加されどんどん機能的に、便利になっていきます♬ まぁ良い事なんですがね~ 今日、後輩からの電話。 「なんか、ノートPCでアップデートの度におかしなメッセセージが出て なかなか起動しないんですが💦」と よく話を聞いてみると、起動時ブラックバックの画面左上に 「Start PXE over IPv4.」 やら 「Start PXE over IPv6.」 と表示されて起動にすごく時間が掛かると。 そういえばちょっと前、起動時のブラックバック左上に「/」が出て、これがクルクルと ひとしきり回ってから起動するタイプのマシンをいくつか作った記憶があります。 多分この時は起動時にBIOSで何かを探しに行ってる感じだつた気がします。 後輩曰く 「いつのコレ大事な時に出て、今日も経理の打合せしようと思った矢先の出来事です」と ネットワークのブート先を検索中 Windowsも多様化が進んで、起動メディア(ブート先)を色々と選択できるように なってきました。 懐かしいWindows95とか98とかの時代は、ハードディスクやフロッピーディスク。 フロッピーなんて最近とんと見かけなくなったので知らない人も多いのでは? そしてUSB。 今でこそBIOS側でデフォルトからUSBブートを対応するようになりましたが ちょっと前まではBIOSで「Disable」から「Enable」へ設定変更してやらないと ボートできませんでした。 最近ではネットワークブートも対応しているようです。 もう、玄人肌の方はお気付きですよね? そう、「Start PXE over IPv4.」と「Start PXE over IPv6.」 末尾の「IPv4」やら「IPv6」はインターネットプロトコルのバージョン。 そして「PXE」はネットワークブート機能。 なのでブート先をネットワークから探しているので起動の時間が掛かるわけです。  ブート先はBIOSで指定可能ですが。 またその順番も指定が可能。 本来ハードディスクから起動してWindowsを読み込んでOSを起動しるので BIOSではハードディスクを一番先に見に行くように指定しますが、例えば本来の ブート先が見当たらない場合や、ネットワークブートよりもハードディスクブートを 順位を下位に指定してある場合、先にネットワークからブートしようと「IPv4」や 「IPv6」を探しに行くので必然的に時間が掛かったり、はたまた起動しなかったり という現象が起きるのです。 自分では触らないし触れないと思うので、多分、Windowsのアップデート絡みで 勝手に手をくわえられたんでしょうね。 マイクソソフトの悪いところです… 残念ながらリモートサポートは不可… 後輩は「いつものようにリモートで直してよ~」と言いたげ… しかしBIOSは、Windowsが起動する前段階の読み込み作業なので Windowsが起動していないと状態では何とも(´・_・`)ショボン 近くに来た時にでも持ってきてくれれば直すことを約束して落着。 さて、肝心の修正方法です。 BIOSをいじるのでそれなりのリスクを生じます。 スキルの無い方には素直にショップに持ち込むなりしてください。 BIOSに入ります。 パソコンにの依りますが、一般的には起動時に「Delete」キーまたは「F2」キーの 連打で入ります。 BIOSに入ったらブート優先順位を確認し、ハードディスクやSSDになっているか 確かめてください。 もし、ネットワークよりも下位になっていたら先頭まで順位を上げてやります。 間違えが無い方法は、ネットワークブート自体を無効にしてやるのが一番。 ブートメニューで 「UEFI:IP4 GBE Family Controller Enable」 や 「UEFI:IP6 GBE Family Controller Enable」 な所を 「UEFI:IP4 GBE Family Controller Disable」 「UEFI:IP6 GBE Family Controller Disable」 に変更して 「F10」キーを押してBIOSを書き換え終了です。 でも、こんなこと一般的に普通のユーザーではできませんよね。 マイクソソフトも罪なことしますよまったく… |