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『豪華すぎる!』北陸蟹旅行に行った件(一日目)

生憎の天気

週末、毎年恒例の北陸小浜の民宿へ蟹を食べに出かけました。
当日は二つ玉低気圧の通過で荒れ模様のち寒波襲来となった生憎の天気。
折角持込んだアジングタックルも使えず…
名古屋からは名二環から名神高速、北陸道、舞鶴若狭道を経由しおよそ3時間の道程です。
途中、名神高速養老サービスエリアで仲間たちと落ち合い総勢6名、2台の乗用車に便乗し雨の北陸道を北へ向かいました。
予定より少し早めの午後3時ちょうどにお世話になる民宿に到着。
ご主人と奥さんはいつも通り優しい笑顔でお出迎えくださります。
昨年は蟹が不漁で十分なおもてなしができなかったが今年の蟹はまずまずとの事で一安心。
外はゴーゴーと冬の嵐が荒れ狂う中、午後5時30分、宴会の始まりです。
まずは我々6人のために用意された豪華な船盛がデーンと構えます。

その船盛は、コレ!

真鯛、平目、甘えび、イカ、サザエのお造りが並びます。
テーブルには他にも蒸し牡蠣、蟹の酢の物が置かれています。

メニュー表やお品書きのようなしゃれたものはありません、とにかく船盛と蒸し牡蠣と酢の物の他にズワイガニ2杯が様々な料理法で次から次へと懐石のように次々出されてきます。

ズワイガニのフルコース

まずは、1匹目の甲羅蒸し。
何とも濃厚なミソがたっぷり入り、身入りも最高です。
今回は今までに初めて脂がのったと言う表現ができる蟹の身を実感。

甲羅側のゆで汁をすすり、こびりついた味噌を蟹スプーンでこそぎ取り引続き本体のエラを外し身を真ん中から二つ折りにしてミソと身をほじくり出します。
手をベタベテにしながら格闘しているうちに次の焼き蟹が熱々で運ばれてきます。

ちょうどよい塩加減で身離れも良く、コレは手を汚すこともなく次から次へと食べ進めることができます。
更に今度はしゃぶしゃぶです。

調理場で絶妙な塩梅に火入れがされた脚が3本、「熱いうちに召し上がってくださいね」と、ほんのり湯気を上げながら運ばれてきました。

もうジジイたちはこの時点でお腹一杯ですが、そんな猶予は与えられず2杯目の甲羅蒸しがこれでもかと言わんばかりに熱々のまま運ばれてきました。

もう無理だとか何とか言いつつも2杯目になるとほじくるのも上手なものできれいにさらえてしっかりお腹に納まり、フルコース最後の単品天ぷらが出されます。

天ぷらは梅塩でさっぱりといただきます。
この時点で後ろに置かれたガラ入れはカニの殻で満杯。
本当にお腹一杯。。。

これで終わりかと思いきや、3度目におしぼり交換の後、最後のとどめはなんと蟹スキ!

これで6人前。
なんだかんだ言いながら3人前を平らげ、残った鍋用の食材とお刺身は明日の朝食で再挑戦とか。

なんでも話に聞くと、こちらの地方ではお客さんに食べ切れないほどふるまうのがしきたりだそうで各民宿ともそれが一つの売りになっているようです。

この後、重たいお腹を抱えながら部屋に戻り、炭酸の上乗せと楽しい語らいが深夜まで続きました。

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