「【重要】JCBカードのご利用に関するセキュリティ確認のお願い」はJCB詐欺——本日解析した「MyJCB」なりすましと同一キャンペーンの別便、着地サイトは既に停止

本日すでにJCBを騙る偽メールを1本解析してご紹介しましたが、その直後に届いたもう1通を調べたところ、想像以上に「同じ」でした。件名は違うのに、中身はほぼ双子です。
📋 調査レポート:概要
| 対象ブランド | JCB(MyJCB)を騙るなりすましメール |
| 件名 | [spam]【重要】JCBカードのご利用に関するセキュリティ確認のお願い |
| 受信日時 | 2026年8月13日 19時02分 |
| 危険度評価 | ★★★☆☆(着地サイトは調査時点で既に機能停止していますが、同一キャンペーンが継続している可能性があります) |
| 関連記事 | 「【JCB】本人確認(利用者認証)のお願い」はJCB詐欺(本日公開・同一キャンペーン) |
⚠️ このメールはJCB(MyJCB)とは一切関係のないなりすましメールです
本文中のリンクは絶対にクリックしないでください。
📧 実際に届いた詐欺メール
▲ 「【重要】JCBカードのご利用に関するセキュリティ確認のお願い」を騙る偽メール。送信者表示は「MyJCB」
※メールヘッダー詳細は個人情報保護のため非掲載です。
🔗 本日解析した記事と、驚くほど同じ
本日、同じくJCB(MyJCB)を騙る「本人確認(利用者認証)のお願い」というメールを解析したばかりですが、今回のメールを詳しく調べたところ、件名こそ違うものの、次の3点がまったく同一であることが分かりました。
| 送信者名の偽装 | 同一(RLO制御文字による「MyJCB」逆読み偽装) |
| ブランド取り違え | 同一(本文の一部に「株式会社クレディセゾン」の文言が混入) |
| 最終着地URL | 完全一致(kbtcm.com/lYfKfsvY) |
送信者名の欄には、前回同様に画面上だけ「MyJCB」と正しく読めるよう仕組まれた逆読み偽装(データ上は「BCJyM」)が使われていました。そして、メールのテキスト版フォールバックを確認すると、今回もまた次のような文言が紛れ込んでいました。
▲ 「株式会社クレディセゾンでは…」という、JCBとはまったく関係のない文言が紛れ込んでいる
これは偶然の一致ではなく、前回と同じ「使い回しキット」が今回も使われた証拠です。件名だけを変えて複数のバリエーションを大量配信する、効率重視の運用がここでも垣間見えます。
🌐 誘導先はすでに機能停止
本文中のボタンをクリックすると、これまでと同様にChromeが「危険なサイト」と警告を表示しました。
▲ Chromeのセーフブラウジングによる警告画面
その先、最終的に転送される先は本日の記事と同じくkbtcm.com/lYfKfsvYで、ウイルスバスターも改めて「フィッシング」と判定していました。
▲ 脅威の種類「フィッシング」と表示された警告。URLは前回記事と同一の kbtcm.com/lYfKfsvY
しかし今回、警告を越えて実際にアクセスを試みたところ、サイト自体が既に機能を停止していました。
▲ 「ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR」と表示され、サイトへの接続自体ができない状態
本日の1通目を解析してからそれほど時間が経っていないにもかかわらず、着地サイトが既に停止しているのは、通報等により何らかの対応が取られたか、攻撃者側が自主的にインフラを切り替えた可能性が考えられます。ただし、送信インフラや偽メールキット自体は健在とみられるため、今後、別の着地先を使った新たな便が届く可能性は十分にあります。
⚠️ 注意点と対処法
- MyJCBの本人確認・セキュリティ確認の手続きは、メール内のリンクからではなく、MyJCB公式アプリまたは公式サイトに、ご自身でブックマークや検索から直接アクセスしてご確認ください。
- 似たような件名・文面のメールが複数届いた場合、それは同一キャンペーンの使い回しである可能性が高く、慌てて対応する必要はありません。
- 着地サイトが停止していても、同じ攻撃者が別のドメインで活動を続けている可能性があるため、油断せず今後も同様のメールに注意してください。
📝 まとめ
今回の偽メールは、件名だけを変えた本日の別記事と実質的に同一キャンペーンであることが、送信者偽装の手口・ブランド取り違えバグ・最終着地URLの一致という3つの証拠から明らかになりました。着地サイトは既に機能停止していますが、送信の仕組み自体は生きているとみられるため、引き続きご注意ください。
⚠️ 本人確認の案内は、MyJCB公式アプリ・公式サイトで直接確認を!
似た文面のメールが複数届いても、慌てずリンクは踏まないでください。
Data Provided by Heartland-Lab Security Research Unit / IPアドレスの詳細な位置情報はip-sc.netを参照しています。
※本記事は2026年8月14日時点の情報をもとに作成しています。詐欺の手口は日々変化しており、記載内容と実際の被害状況が異なる場合があります。















