【週刊レポート】9月第2週の詐欺メール1,924通を分析——セゾン・Amazon急増、自社ドメインなりすましも約5%

皆さま、こんにちは。今回は個別のメール解析ではなく、直近2週間で観測した詐欺メールをまとめて集計した「週刊レポート」をお届けします。数がまとまると見えてくる傾向もあるので、ぜひご覧ください。
Heartland-Lab 週刊レポート
9月第2週の詐欺メール1,924通を分析——セゾン・Amazon急増、自社ドメインなりすましも約5%
| 集計対象期間 | 2026年8月29日〜9月12日 |
| 観測件数 | 1,924通 |
| 添付ファイル付き | 637通(約33%) |
| 最多カテゴリ | 送信者名が汎用的な「カスタマーサポート」系(341通) |
カテゴリ別の内訳
2週間分の受信メールを、差出人・件名から分かる範囲でカテゴリ分けしました。件数が多い順に、横棒グラフで見てみましょう。
カスタマーサポート系(差出人ブランド不明) 341件(17.7%)
OCR破損(判読不能) 301件(15.6%)
セゾンカード 291件(15.1%)
Amazon 290件(15.1%)
その他(判読可・少数ブランド) 194件(10.1%)
楽天関連 129件(6.7%)
ANA関連 116件(6.0%)
自社ドメイン/自社アドレスへのなりすまし 91件(4.7%)
Apple/iCloud 48件(2.5%)
アメリカン・エキスプレス 26件(1.4%)
高級時計/ブランド品ストア系 22件(1.1%)
違法B-CAS(BLACKCAS)販売 17件(0.9%)
その他少数ブランド(三井住友・ヨドバシ・SBI・UCカード・出会い系・KAGOYA等) 46件(2.4%)
集計方法についての正直な補足
今回はメール一覧のスクリーンショットから文字を読み取ってCSV化する作業を行いましたが、画像の解像度等の都合で、件名・差出人の文字が正しく読み取れず判読不能になってしまった行が301件(全体の約16%)ありました。無理に分類して実際より精度が高いように見せるのではなく、「読み取れなかった分」として正直に別枠にしています。実際の内訳は、この記事の数字よりもう少し偏りがある可能性があります。
なお、自社ドメイン・自社アドレスを騙るなりすましメールについては、会社名やドメイン名を伏せたうえで「自社ドメイン/自社アドレスへのなりすまし」として1カテゴリにまとめています。
今週の傾向
- 送信者名を「カスタマーサポート」等の汎用名にして、どのブランドにでも見えるようにする手口が今回最も多いカテゴリになりました。特定のブランドを騙るより、受信者が普段使っているサービスを連想しやすい「当たり判定の広さ」を狙っていると考えられます。
- セゾンカードとAmazonが僅差で並び、依然として定番の2大ブランドであることが確認できました。
- 自社ドメイン・自社アドレスへのなりすましが全体の約5%を占めており、決して少なくない割合です。差出人が身内に見えるメールほど、リンクや添付ファイルを開いてしまうリスクが高いので、特に注意が必要です。
- 添付ファイル付きのメールが全体の約3割ありました。添付ファイルは開かず、送信元不明のものは削除することを徹底してください。
この記事が役に立ったら、ご家族や職場の方にもぜひ共有してください。
Data Provided by Heartland-Lab Security Research Unit
本レポートは2026年8月29日〜9月12日に観測したメールを基にした集計であり、実際の総受信数・全体傾向を完全に反映するものではありません。(使用配色テーマ:Forest)















