三菱UFJ銀行「ご登録情報の更新のお願い」は詐欺!本文リンクの表示と実際の遷移先が異なる巧妙な偽装

HL-META: date=2026-07-24 | brand=三菱UFJ銀行(なりすまし) | sender_geo=アメリカ(Microsoft Azure) | site_geo=シンガポール(Tencent Cloud) | spf=pass | dkim=unknown | cloaking=unknown

夏休みに入って数日が経ちましたね。お子さんたちが宿題に励んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。そんな中、大人の方の受信箱には油断ならないメールが届いていました。今日はそんな一通をご紹介します。

三菱UFJ銀行「ご登録情報の更新のお願い」は詐欺!本文リンクの表示と実際の遷移先が異なる巧妙な偽装

Heartland-Lab (ハートランド・ラボ) 専門調査レポート

三菱UFJ銀行を騙り、「本人確認書類の有効期限確認」を口実に登録情報の更新を求めるフィッシングメールが届きました。本文中のリンクは公式そっくりのURLを表示していますが、実際の遷移先は全く別のドメインでした。

※重要:本文中のリンクからログインすると、口座情報を盗まれるおそれがあります。絶対にクリックしないでください。

緊急性レベル ★★★★☆ (4/5)
偽装工作精度 ★★★★☆ (4/5)

■ メールヘッダー解析(送信者情報)

件名:【要対応】ご登録情報の更新のお願い(No.523195)

表示名:「三菱UFJ銀行」<info@mufg.jp>(詐称)

SPF:Pass(送信元ドメイン自体の認証は通過しているが、そのドメイン自体が公式とは無関係)

受信日時:2026年7月24日

※メールヘッダー詳細は個人情報保護のため非掲載です。

ご覧の通り、このメールは三菱UFJ銀行を装った真っ赤な偽物です。本文中のリンクの見た目を信用してはいけません。被害を未然に防ぐため、この解析結果を家族のLINEグループに転送して注意喚起してください。

それでは、実際に届いたメールの内容から見ていきましょう。

※以下の内容は届いた詐欺メールを技術検証のために忠実に再現したものです。リンクは無効化して掲載しています。


お客様各位

平素より三菱UFJ銀行をご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、金融機関としての法令義務に基づき、お客様のご登録情報の確認が必要となっております。

ご登録いただいている本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)の有効期限が近づいている可能性がございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ご確認・ご更新が必要な項目
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・本人確認書類の有効期限
・ご住所
・お電話番号
・メールアドレス

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ お手続き方法
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下の公式サイトにログイン後、「お客様情報設定」よりお手続きください。

▼ 公式サイト(三菱UFJ銀行)
hxxps://www.bk.mufg[.]jp/update/(表示のみ・実際の遷移先は別ドメイン)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ お手続き期限:2026年7月31日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※期限までにお手続きが確認できない場合、一部のお取引に制限がかかる場合がございます。
※また、お客様の口座に付与されている「6,053ポイント」もあわせて失効・消滅となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ご不明な点は、三菱UFJ銀行コールセンターまでお問い合わせください。

三菱UFJ銀行

実際に受信した詐欺メールの画面。表示されているURLは公式そっくりだが、実際のリンク先は別ドメイン

💡ここで! リンクの「表示テキスト」と「実際の遷移先」は別物?

メールやWebページのリンクは、画面に表示される文字列(見た目のURL)と、実際にクリックした際に飛ぶ先(href属性)を別々に設定できます。今回のメールも、表示上は公式そっくりの「https://www.bk.mufg.jp/update/」となっていましたが、実際の遷移先は全く無関係のドメインでした。パソコンではリンクにマウスカーソルを乗せると、画面の左下や下部に実際の遷移先URLが表示されることが多いので、クリックする前に確認する習慣をつけると被害を防ぎやすくなります。

■ 送信ルート及び偽装判定

送信元IP(Received-SPFヘッダーより特定):
20.124.205.187(helo=enxinmedia.com)

回線情報(ip-sc.net確認):
プロバイダ:Microsoft Corporation/AS8075(MICROSOFT-CORP-MSN-AS-BLOCK)/利用形式:hosting
所在地:アメリカ バージニア州 ラッパハノック郡

【偽装判定】:
正規の三菱UFJ銀行からのメールは公式ドメイン(mufg.jp)から送信されます。今回はSPFがPassしていますが、それは`enxinmedia.com`という、銀行とは一切関係のないドメインの認証が通っているだけです。またメールヘッダーには`d=mufg.jp`というDKIM署名情報が含まれていましたが、正規の銀行の署名鍵で生成されたものとは考えにくく、値を詐称しているだけとみられます。表示名やヘッダーの値をどれだけ精巧に整えても、送信インフラそのものが公式と無関係であることに変わりはありません。

■ フィッシングサイト詳細解析

実際の誘導先ドメイン(伏せ字):hxxps://navironexaro[.]info/jp

サイトサーバーIP:43.160.245.12

回線情報(ip-sc.net確認):
プロバイダ:Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited/AS132203(TENCENT-NET-AP-CN)/利用形式:hosting

ロケーション:シンガポール(Tencent Cloudのシンガポールリージョンとみられます)

【サイトの状態】:アクセスすると、三菱UFJ銀行のログイン画面を精巧に模倣した偽サイトが表示されました。店番・口座番号またはご契約番号、ログインパスワードの入力を求める作りで、デザインの完成度は高いものの、URLは公式の「bk.mufg.jp」とは全く異なります。

誘導先で表示された、三菱UFJ銀行のログイン画面を精巧に模倣した偽サイト

■ 注意点と対処法

  1. 表示されているURLを鵜呑みにしない:見た目のリンク文字列と実際の遷移先が異なる場合があります。
  2. 店番・口座番号・パスワードは入力しない:メール経由のリンクからは絶対にログインしないでください。
  3. 本人確認手続きは公式アプリ・窓口で:気になる場合は、公式アプリまたはブックマークしてある正規URLから直接ご確認ください。
  4. ポイント失効を煽る文言に焦らない:「ポイントが失効します」という文言は、受信者を急がせるための典型的な手口です。

本レポートの結論

見た目のリンク表記と実際の遷移先が異なるという、基本的ながら見抜きにくい手口でした。デザインの完成度に惑わされず、リンク先URLを都度確認する習慣が被害防止の鍵になります。身近な人が油断してからでは手遅れです。この記事のURLをコピーして、家族のLINEグループで『これ気をつけて!』と共有してあげてください。

Data Provided by Heartland-Lab Security Research Unit
根拠データ参照元:ip-sc.net
配色テーマ:Forest

      🛡️ Heartland 管理者が推奨する「究極の対策セット」  

          ① 【最強の物理防壁】YubiKey 5 NFC  🔑

パスワードが盗まれても、物理的な「鍵」がない限りログインさせない究極の対策です。

Amazonで詳細を見る

          ② 【定番の安心】ウイルスバスター クラウド 3年版  🛡️

巧妙な詐欺サイトを自動で検知・ブロック。手間をかけずに守りたい方に最適です。

Amazonで詳細を見る