【詐欺注意】ジャックス「分割・リボ変更締切せまる!」メールの正体とIP解析

【調査報告】最新の詐欺メール解析レポート
メールの解析結果:ジャックス(JACCS)インターコムクラブを騙るフィッシング詐欺

 

■ 最近のスパム動向

今回ご紹介するのは「株式会社ジャックス」を騙るメールですが、その前に最近のスパムの動向について解説します。
2026年現在、クレジットカード会社を装い「分割・リボ変更」や「ポイント失効」を口実にする手口が常態化しています。特に、本件のように「お支払い予定のご利用分」として具体的な日付(4月12日)を提示し、ユーザーを焦らせて偽サイトへ誘導する手法が目立ちます。

 

件名 分割・リボ変更締切せまる!受付は4/12日12時まで!
送信者 株式会社ジャックス <dmail.krrolcu@ngepdz.cn>
受信日時 2026-03-28 17:38

 

▼ 送信者に関する情報

送信元メールアドレスは「ngepdz.cn」という中国ドメインです。日本の金融機関が海外の無関係なドメインから、重要なお知らせを配信することはありません。また、送信元表示名のドメインと実際のアドレスが乖離しており、送信ドメイン認証の隙を突いた偽装工作が見て取れます。

 

※できる限り忠実に再現していますが、本物の詐欺メールとデザインが異なる場合もあります。


ジャックスインターコムクラブ
インフォメーションMAIL

本日は、【分割・リボ変更サービス】についてご案内いたします。

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「分割・リボ変更サービス」のご案内
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【受付期間】
2026年4月12日 お支払い予定のご利用分の変更は
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▼「分割・リボ変更サービス」はこちらからお手続きいただけます。
http://cp.jaccs.co.jp/j/c/?c=49024&d=82o●●●4×586&u=128403&n=6

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「分割・リボ変更サービス」とはショッピングのご利用分をあとから「リボ払い」や「分割払い」に変更いただけるサービスです。

・毎月決めた一定額でゆとりをもってお支払いしたい方におすすめ!「リボ払いサービス」
対象のご利用分…1回払い、2回払い、ボーナス1回払い、ボーナス2回払い

・回数を決めて計画的にお支払いしたい方におすすめ!「分割変更サービス」
対象のご利用分…1回払い、ボーナス1回払い
お支払い回数…3〜36回払いから選択
☆…………………………………..☆

受付期間と変更後のお支払い開始日はこちらからご確認ください。
▼リボ変更サービス
http://cp.jaccs.co.jp/j/c/?c=49025&d=82540●●●86&u=128403&n=6

▼分割変更サービス
http://cp.jaccs.co.jp/j/c/?c=49026&d=82la●●●586&u=128403&n=6

※分割変更サービスは1万円未満(税込)のご利用分、ボーナス2回払い・リボ払い等1回払い以外のご利用分、キャッシングサービス・カード年会費、及び一部加盟店でのご利用分などは本サービスの対象外です。
(中略:※リボ変更サービスの詳細注釈が続く)
http://cp.jaccs.co.jp/j/c/?c=49027&d=825f1●●●86&u=128403&n=6

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ジャックスカードに関するよくあるご質問にQ&A形式でお答えしております。
こちらよりご確認ください。

▼よくあるご質問
http://cp.jaccs.co.jp/j/c/?c=49028&d=825v●●●86&u=128403&n=6

このメールは、2026/3/29現在インターコムクラブにご登録いただき、お知らせメール配信の登録をいただいた方に送信しております。

□インターコムクラブインフォメーションMAILの配信停止はこちら
https://www.jaccs.co.jp/Service?_TRANID=JXIF030090_00M&mid=B2010002600
※配信停止およびカード解約手続き中に他のご案内メールが届く場合があります。

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【配信元】
株式会社ジャックス
https://www.jaccs.co.jp/

 

▼ メールの目的および専門的解析

【犯人の目的】
「分割・リボ変更」という緊急性を装い、正規サイトを模倣したフィッシングページへ誘導。ログイン情報(ID/PASS)および、決済に必要なクレジットカード情報を一括して窃取することが目的です。

【偽者を見抜くポイント】
1. 署名の欠如: 本文末尾に企業の住所やカスタマーセンターの電話番号が一切記載されていません。正規のジャックスのメールであれば、詳細な問い合わせ先が明記されます。
2. デザインの違和感: ロゴ画像が一切なく、全体がテキストとドット(…)のみで構成された質素な作りになっており、大手金融機関の公式メールとしては不自然です。

 

■ 送信元(Received)の技術データ

以下の情報は、メールヘッダーから抽出された「実際に送信に使用されたサーバー」の情報です。
送信元IPアドレス 101.47.12.76
ホスト名 101.47.12.76 (HELO ngepdz.cn)
ホスティング社・国 China Mobile (中国)
ドメイン登録日 ngepdz.cn (短期間のみ運用される詐欺ドメイン)

【解析根拠データ】
https://ip-sc.net/ja/r/101.47.12.76

 

■ リンク先の危険性解析

本文中に「jaccs.co.jp」の文字列が含まれていますが、実際のリンク先は全く異なるドメインです。

誘導先URL: https://kkgyqft.jvjme.cn/ghticg/l●●-iu_lo●●k/

リンク先IPアドレス 104.21.31.206
ホスト名 kkgyqft.jvjme.cn
国名 United States (アメリカ)
ドメイン登録日 最近(数日以内に取得・更新された可能性大)


※取得日が最近である理由は、警察やセキュリティ団体による通報・閉鎖を逃れるため、詐欺グループが「使い捨てドメイン」を直前に取得しているためです。

【サイト回線関連情報】
https://ip-sc.net/ja/r/104.21.31.206

 

▼ リンク先サイトの状態(スクリーンショット)

(※詐欺サイトが一時的にダウンしているか、解析を妨害している際のエラー画面)


上記のように、英語のエラー文が表示されるケースがあります。これはサーバー側で特定の閲覧環境(クローラーなど)を弾いているか、単純に負荷でタイムアウトしている状態ですが、ドメイン自体は生存しており非常に危険です。

 

■ まとめと注意喚起

過去の事例と比較しても、ジャックスを騙るフィッシングは非常にしつこく発生しています。公式アドレス「jaccs.co.jp」以外のメールは全て疑ってください。また、本メールには電話番号等の署名がありませんが、万が一記載されていても、必ず公式サイトから正しい番号を確認するようにしましょう。

【ジャックス公式サイト 注意喚起】
https://www.jaccs.co.jp/service/information/phishing/