【調査報告】ファミリーマートを騙る詐欺メール「【公式】3,000ポイント進呈のお知らせ」を解析

 

【調査報告】最新の詐欺メール解析レポート

メールの解析結果:ファミリーマートを騙るフィッシング詐欺

 

■ 最近のスパム動向


今回ご紹介するのは「ファミリーマート」を騙るメールですが、その前に最近のスパムの動向を解説します。現在、実在の大手企業を装い「ポイント進呈」や「アカウント更新」を名目に、不審なドメイン(.cnなど)から送信されるメールが急増しています。特に週末や早朝を狙った送信が多く、利用者の油断を突く手法が一般化しています。

 

■ メール基本解析データ

項目 解析結果
件名 [spam] 【公式】3,000ポイント進呈のお知らせ
件名の見出し 件名に[spam]が付与されている場合、受信サーバーの検閲により既に「スパム」と断定されています。
送信者 “FamilyMart” <miurahayato.1964@yak.woaaydz.cn>
受信日時 2026-03-07 6:37

 

■ メール本文の忠実再現

※できる限り忠実に再現していますが、本物の詐欺メールとデザインが異なる場合もあります。

ファミリーマート ご愛顧感謝キャンペーン
いつもファミリーマートをご利用いただきありがとうございます。

下記の通り、特別キャンペーンのご案内です。

【特典内容】
期間中にご参加いただいた方へ
3,000ファミペイポイントを進呈いたします。
参加手順
下記リンクをタップ

ログインページに遷移、手続き完了後、ポイント付与
▶ ポイントを受け取る
(リンク先:https://zyvqcu.cn/la●●/yl-o●/fa●●ro ※伏字処理済)

※お客様の登録情報に誤りがある場合、ポイントが反映されないことがございます。
本メールは送信専用です。返信には対応できません。
© FamilyMart Co., Ltd. All rights reserved.

 

■ 専門家による解析評価

犯人の目的

この犯人の目的は、ファミリーマートの会員情報(ID・パスワード)および、その後に続く偽入力画面でのクレジットカード情報の窃取です。取得された情報はダークウェブで転売されるか、直接的な不正決済に使用されます。

メール内容の不自然な点

最大の特徴は「署名が一切ない」点です。通常の公式メールであれば、問い合わせ先や所在地、電話番号が記載されますが、本メールは文字ばかりで構成されています。また、公式ロゴが画像として埋め込まれておらず、偽者を見抜く決定的なポイントとなっています。

公式サイトでの注意喚起

ファミリーマート公式サイトでは、不審なメールに対する注意喚起が公開されています。不審に思った際は必ず以下の公式情報を参照してください。

【重要】ファミリーマートを騙る不審なメールにご注意ください

 

■ 送信元(Received)解析レポート

送信元ホスト from yak.woaaydz.cn (unknown [197.244.180.29])
IPアドレス 197.244.180.29 (信頼できる送信者情報)
偽装判定 偽装確定(送信元ドメインと実体が一致しません)
ホスティング社 Melatone Ltd
国名 Seychelles (セーシェル)
ドメイン登録日 WHOIS情報によると、登録から間もない極めて新しいドメインです。
回線詳細データ ip-sc.net による 197.244.180.29 の詳細解析

 

■ リンク先ドメイン・回線解析

リンク箇所 「▶ ポイントを受け取る」
誘導先URL h**ps://zyvqcu.cn/lang/yl-om/fabkro (※一部伏字処理)
ドメイン zyvqcu.cn
IPアドレス 104.21.31.218
ホスティング社 Cloudflare, Inc.
設置国 United States
ドメイン取得日 WHOIS取得日:直近1ヶ月以内
理由:詐欺サイトは摘発を逃れるため、短期間でドメインを使い捨てにします。
WHOISエビデンス domaintoolsで zyvqcu.cn の情報を確認
解析エビデンス ip-sc.net による 104.21.31.218 の解析ページ

 

■ リンク先サイトの現状と画像

リンク先は現在稼働中ですが、アクセス環境によっては以下のエラー画面が表示されます。
これはセキュリティ対策を回避するための偽装、あるいはサーバーの過負荷によるものです。

URLが危険なポイント:
・公式ドメイン「family.co.jp」が一切含まれていない
・中国ドメイン「.cn」を使用している
・SSL証明書が短期間の使い捨てである

 

■ まとめ・最終警告


今回のファミリーマートを騙るスパムは、非常にシンプルな構造ながら「3,000ポイント」という強いフックを用いています。過去の事例と比較しても、署名やロゴを排除したテキスト主体のメールはフィルターを通りやすく、今後も類似の手口が続くことが予想されます。


【公式】最新の注意喚起ページはこちら