【危険】2026年2月「即時対応が必要です」メールの正体|スペイン経由のなりすまし

【調査報告】最新の詐欺メール解析レポート


メール解析結果:受信者ドメインを悪用したなりすまし及び情報窃取サイトへの誘導

 

■ 最近のスパム動向


今回ご紹介するのは、特定の組織を騙り「アカウントの非アクティブ化」を口実にするメールですが、その前に最近のスパム動向を解説します。

2026年に入り、攻撃者が受信者のメールアドレスと同じドメイン(@bbb.co.jp等)を送信元に設定し、組織内のシステム通知を装う「ドメイン偽装型」が激増しています。特に2月は年度末に向けたアカウント整理の時期を狙い、心理的な焦りを突く文面が主流となっています。

 

■ 受信メール解析データ

件名 2026 年 2 月までに即時対応が必要です。
送信者 info@ bbb.co.jp (※受信者ドメインを盗用)
受信日時 2026-02-16 18:02

 

■ 送信者に関する情報


送信者アドレスが “info@ bbb.co.jp" となっていますが、これは受信者のドメインをそのまま利用して「身内からの連絡」に見せかける手口です。自身のドメインを語るメールが届いた場合、それは外部の攻撃者によるなりすましである可能性を真っ先に疑う必要があります。

 

■ 本文の忠実な再現


ユーザー様 account様

お客様のメールボックスは、 本日 16/2/2026 10:02:04.
付で、弊社のポリシーに基づき、メール管理によって非アクティブとマークされました。

アカウント停止を回避するには、下記の @ bbb.co.jpで有効なメールアドレスの確認をお願いいたします。

https://alimentosu●●●.com//fwpngxt/index.html#account@ bbb.co.jp

メール管理

Webauth. bbb.co.jp

※できる限り忠実に再現していますが、本物の詐欺メールとデザインが異なる場合もあります。また安全のためリンクは無効化しURLに伏せ字(●)を含んでいます。

 

■ メールの感想とデザイン分析


【デザイン】
極めてシンプルで素っ気ない作りです。装飾がないことが逆に「業務連絡」としてのリアリティを演出していますが、宛名が「ユーザー様 account様」と重複しており、システム的に機械生成された不自然さが強く出ています。

【怪しい点】
日付の表記が「16/2/2026」と欧米式であり、日本国内の組織からの通知としては違和感があります。また、公式サイト等で確認したところ、現在このような一斉メールでのアカウント停止通知は確認されていません。

 

■ Received (送信元情報の解析報告)

Receivedドメイン bbb.co.jp (偽装)
送信元IPアドレス 90.175.185.101
ホスティング社 Orange Espana (家庭用動的IP回線)
設置国 スペイン (Spain)

※IPアドレスは信頼できる送信者情報であり、実際にこの通信が発生した地点を示しています。日本の企業がスペインの一般家庭回線を利用して配信することは考えられず、偽装が確定しています。

 

■ サイト回線関連情報


本レポートは、IP-SC.NETのデータベースと連携し、送信ルートの整合性を検証しています。

解析根拠:IP-SC.NET による 90.175.185.101 の詳細データ

 

■ リンク先ドメイン・サイト情報の解析

誘導先URL https://alimentosu●●●.com//fwpngxt/index.html
リンク先IP 185.212.128.146
ホスティング社 PDR Ltd. (d/b/a PublicDomainRegistry.com)
設置国 ロシア周辺 / 欧州 (IPによる)
ドメイン取得日 2025年後半~2026年初頭(最近)


【コメント】 ドメイン登録日が極めて最近である理由は、ブラックリスト入りを避けるために新規取得したドメインを使い捨てているためです。ウイルスバスター等のセキュリティソフトでは現時点でブロックされない場合があり、非常に危険な状態です。

解析根拠:IP-SC.NET による 185.212.128.146 の詳細データ

 

■ リンク先の詐欺サイト(偽ログインページ)


【稼働状況】 2026年2月16日現在、稼働中。汎用的な「アカウントログイン」を模しており、あらゆるドメインのID/パスワードを窃取しようとする攻撃的な構成です。過去事例と比較しても、非常にシンプルな分、騙されやすい作りと言えます。

 

■ 危険なポイントと対処法


* **送信元偽装**:本物のアドレス(info@ bbb.co.jp)を騙っていますが、通信経路が完全に異なります。
* **緊急性の煽り**:即時対応を促す文面は詐欺の定石です。焦らずに公式URLからログインを確認してください。
* **対処法**:メールを削除し、絶対にリンク先でパスワードを入力しないでください。

 


公式の注意喚起:フィッシング対策協議会 最新情報