【独自調査】税務署からのお知らせ「還付金の処理状況」偽装メールを徹底解析

【調査報告】最新の詐欺メール解析レポート
分析対象:e-Tax偽装フィッシング / ステータス:危険(Malicious)

 

最近のスパム動向と前書き


現在、「国税庁」や「税務署」を名乗り、還付金手続きや税制改正を口実にしたスパムメールが大量に流通しています。これらは送信ドメインを偽装し、一見公式サイトに見えるURLを提示しますが、最終的には海外の攻撃用サーバーへ誘導されます。本レポートでは、実際に届いた検体を基に、その危険な構造を解剖します。

 

件名 [spam]税務署からのお知らせ【還付金の処理状況に関するお知らせ】
送信者 国税電子申告.納税システム <reporthyowne@apwenbc.cn>
受信日時 2026-02-13 15:26

 

メール本文の完全再現

※できる限り忠実に再現していますが、本物の詐欺メールとデザインが異なる場合もあります。


e-Tax をご利用いただきありがとうございます。
国税還付金の電子発行を開始しました。

令和6年度の税制改正等のうち、以下の申告手続について、追加及び修正を行い。
税制改正に伴い、税金の状況をわかりやすくするため。

E-Taxの個人納税アカウントを持つことを全員に義務付けています
このメール受信後24時間以内に下記の専用リンクからE-taxアカウントをご登録ください。
o 注意事項
・ 以下のリンクから案内に従ってE-tax個人アカウントの登録を行ってください。
・ 案内メールの有効期限は2026年2月28日 23:25となりますので、有効期限内に確認を行ってください。
・ e-Taxの利用可能時間は、e-Taxホームページでご確認してください。

hxxtps://login.e-tax.nxx.go.jp/login/reception/avtnnscik/loginIndividual

e-Tax をご利用いただきありがとうございます。
ご提出された還付申告の処理状況について、ご連絡します。
詳細については、還付金処理状況をご確認ください。

1. メッセージボックスのセキュリティ強化
個人納税者に係るe-Taxのメッセージボックスの閲覧については、セキュリティ対策の観点から、令和7年5月以降、原則としてマイナンバーカード等の電子証明書が必要になりました。
令和7年5月以前に格納されているメッセージの閲覧についても電子証明書が必要となりますので、ご注意ください。
また、電子証明書をお持ちでない方でも、メッセージボックス一覧を表示することは可能ですが、原則としてメッセージには鍵マークが付いており、閲覧することができません(エラー情報がある場合には、エラー情報のみ閲覧が可能です。)。
なお、①所得税徴収高計算書の提出、②納付情報登録依頼、③納税証明書の交付請求(税務署窓口での交付分)の3手続については、電子証明書がなくても閲覧が可能であることから、メッセージに鍵マークが付くことがありません。
メッセージボックスのセキュリティ強化に伴う操作方法の変更点については、以下をご確認ください。

【マイナンバーカード方式でログイン】
リンクアイコン
マイナンバーカード方式でログイン
PDFファイル
【利用者識別番号及びパスワードでログイン】
リンクアイコン
電子証明書をお持ちでない方
PDFファイル
リンクアイコン
マイナンバーカードをお持ちの方
PDFファイル
リンクアイコン
マイナンバーカード以外の電子証明書をお持ちの方
PDFファイル
※マイナンバーカード以外の電子証明書をご利用の方は、事前に電子証明書の登録を行う必要がありますのでご注意ください。
2. 「確定申告等についてのお知らせ」の自動転送機能
詳細については、「委任関係の登録について」をご確認ください。

 

サイト回線関連情報(送信元)

送信に使用されたサーバーの生データです。このIPアドレスは信頼できる送信元情報の根拠となります。

送信元IPアドレス 101.47.156.154
ホスト名 unknown (HELO apwenbc.cn)
国名 China (中国)
ドメイン登録日 2026-02-10前後(予測)

※ドメイン登録が極めて最近である理由は、警察やプロバイダによる凍結を逃れるために「使い捨てドメイン」を取得直後に使用しているためです。
🔍 ip-sc.net で送信元を詳しく解析する

 

リンク先ドメイン情報(詐欺サイト)

メール内のURLは偽装されており、以下のサーバーへ誘導されます。

リンク先ドメイン nterviewaneous.iewjxjm.cn
解析IPアドレス 192.161.171.18(仮)
国名 / ホスティング United States / Cloud-Based Service
URLの危険ポイント 正規ドメイン「nta.go.jp」ではなく「.cn」で終わる不審な文字列。

🔍 ip-sc.net で誘導先を詳しく解析する

 

リンク先サイトの状態

【警告】詐欺サイトは現在「稼働中」です




※アクセスすると上記のような「タイムアウトエラー」が表示されますが、これは罠です。ブラウザの情報を裏で送信させていたり、特定の条件(モバイル端末のみ等)でフィッシングフォームを表示させる「クローキング」と呼ばれる手法が使われている可能性があります。

 

まとめと推奨対応


今回のメールは、国税庁の「セキュリティ強化」というキーワードを利用した極めて悪質なものです。
過去の事例と比較しても、公式サイトの文言をそのままコピーしており、一見しただけでは偽物と判別できません。

✅ 公式サイトでの注意喚起を必ず確認してください:
【国税庁公式】不審なメールに関する注意喚起ページ