【危険】Mastercardセキュリティ認証手続きのご案内を徹底解析:偽装メールの正体
【調査報告】最新の詐欺メール解析レポート
メールの解析結果と技術詳細データ
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最近のスパム動向
今回ご紹介するのは「Mastercard」を騙るメールですが、その前に最近のスパムの動向について触れておきます。2026年現在、フィッシング詐欺は単なる偽装メールから、短期間だけ有効な「使い捨てドメイン」を大量に生成し、セキュリティソフトのブラックリスト登録をすり抜ける手法が主流となっています。
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| 件名 |
[spam] 【至急】Mastercardセキュリティ認証手続きのご案内 |
| 件名の見出し |
件名の冒頭に[spam]とあるのは、サーバー側でこのメールが「迷惑メールの条件」に合致したことを示す警告です。
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| 送信者 |
Mastercard <dm.gkym@dhbkw.cn> |
| 受信日時 |
2026-02-06 13:00 |
メール本文の再現
※できる限り忠実に再現していますが、本物の詐欺メールとデザインが異なる場合もあります。
いつもMastercardをご利用いただき、誠にありがとうございます。
日頃よりMastercardをご愛用いただき、厚く御礼申し上げます。
このたび、お客様のアカウントの安全性を一層強化するため、セキュリティシステムの重要な更新を実施することとなりました。
■ 認証手続きの方法
下記のURLより、セキュリティ認証ページへアクセスしていただき、画面の指示に従って手続きを進めてください。
[セキュリティ認証ページ]
htt*s://www.mastercard.co.jp/ja-jp/perso*al/features-benefits/secu*ity.html
※ 本認証手続きは、お客様の大切な資産を保護するためのものです。
※ 認証情報は最新の暗号化技術により、厳重に保護されます。
■ お問い合わせ窓口
Mastercard アシスタンスセンター
TEL:00531-11-3886(24時間・年中無休)
今後とも、お客様に安心・安全なサービスをご提供できるよう、努めてまいります。
引き続き、Mastercardをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
敬具
Mastercard セキュリティ管理部
本メールは送信専用のアドレスから配信されています。
このメールに返信いただいてもご回答できませんので、あらかじめご了承ください。
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Received(送信者情報)の解析
これは送信に利用されたサーバーの直接的な記録であり、偽装が困難な「信頼できる情報」です。
| 送信元ヘッダー |
from unknown (HELO dhbkw.cn) (101.47.77.198) |
| 送信元ドメイン |
dhbkw.cn(正規のMastercardドメインとは一切一致しません) |
| 送信IPアドレス |
101.47.77.198(送信者が実際に利用したIPアドレスです) |
| ホスト名 |
101.47.77.198(送信者が利用したホストサーバー) |
| 設置国 |
中国 (China) |
| ドメイン登録日 |
2026-02-01頃
※登録からわずか数日です。大手企業が急ごしらえのドメインで案内を送ることはあり得ず、詐欺用サーバーと断定できます。
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>> 送信元回線情報の詳細(ip-sc.net)
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リンク先サイトの解析結果
| 実際のURL |
htt*s://sellaneity.ykdwjwsf.cn/features-benefits/ (※伏せ字加工済み) |
| ブロック状況 |
ウイルスバスター等:未ブロック(検証時点ではタイムアウトエラーを返して検知を逃れている) |
| 稼働状況 |
稼働中(ただし「We apologize, but your request has timed out…」というエラーを表示) |
サイト回線関連情報
| ドメイン |
sellaneity.ykdwjwsf.cn |
| IPアドレス |
172.67.147.165 |
| ホスティング |
Cloudflare, Inc. |
| 国 |
アメリカ合衆国 (United States) |
| ドメイン登録日 |
2026-02-04
※メール送信の2日前に登録されています。攻撃者が法執行機関から逃れるために、頻繁にドメインを乗り換えている証拠です。
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>> リンク先の回線・ドメイン詳細(ip-sc.net)
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詐欺サイトの画像
以下が実際に表示される偽のエラー画面です。公式サイトを装いつつ、実際には接続エラーを装って解析を妨害する挙動を見せます。
※過去の事例と比較しても、誘導手法が巧妙化しています。
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まとめと推奨される対応
このメールはMastercardの名前を騙っていますが、送信元サーバーやドメイン登録日の解析結果から、100%詐欺であると断定できます。本文内のURLが本物のように見えても、決してクリックしないでください。
>> Mastercard公式サイトによる注意喚起はこちら
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