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『詐欺メール』『緊急:EposCard クレジットカードの不審な取引検知』と、来た件

エポスカードのメールが中国から送られてきた
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

★フィッシング詐欺解体新書★

エポスとは思えないメールアドレス

いつもご覧いただきありがとうございます!

国内には実にたくさんのクレジットカード会社が存在しますよね。
それに対してクレジットカードを対象にしたフィッシング詐欺メールもそのカード会社の数だけ存在する
と言っても過言ではありません。

そんな詐欺メールですが、今回はエポスカードになりすますもののご紹介です。
そのメールがこちら。

書いてあるのは、不正利用をネタにしてリンクに誘い込む判で押したようなテンプレートを使ったもの。
カード会社名を入れ替えるだけでいくらでも対応できる便利なテンプレートですよね。

では、このメールを解体し詳しく見ていきましょう!
まずはプロパティーから見ていきます。

件名は『[spam] 緊急:EposCard クレジットカードの不審な取引検知』
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。
この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
『”【EposCard Account】” <noreply@noreply1164-info.co.jp>』
皆さんはご存じでしょうか?
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。

クレジットカード会社が数字を入れ込んだドメインなんて使うと思いますか?
それにエポスカードのオフィシャルサイトでURLを確認すれば簡単に分かることですが
こちらの公式ドメインは”eposcard.co.jp
こんなちゃんと社名の入ったドメインがあるのにそれとは全く異なるドメインを使ったメールアドレスを
使ってユーザーに通知を送るなんて絶対にありません!


きな臭いドメイン

では、このメールが悪意のあるメールであることを立証していきましょうか!

まずこのドメイン”noreply1164-info.co.jp”とてもきな臭いので『お名前.com』さんで
その存在を確認してみます。

ほらね、やっぱりでしょう!
このドメイン、現在は誰にも使われていない空きドメインとなっています。
空きドメインを使ってメールの受送信なんてできるわけがないのでこのメールアドレスはウソです。
これは特定電子メール法違反となり処罰の対象とされます。

※特定電子メール法違反
・個人の場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・法人の場合、行為者を罰する

では次に、このメールのヘッダーソースにある”Received”を確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、『表示(V)』⇒『メッセージのソース(O)』と進むと見られますよ。

Received:『from mail.kj719.cn (unknown [106.75.157.44])』

ここに掲げた”Received”は、ヘッダー内に複数ある”Received”の中で時系列が一番古いもので
このメールを差出したデバイスの情報と最初に通過したサーバーの情報が刻み込まれています。

ここには”mail.kj719.cn”なんて中国のドメインが記載されていますよね。
このドメインについて調べてみます。

末尾の4つに区切られた数字の集まりはIPアドレスと呼ばれるいわばインターネット上の住所や電話番号で
同じ数字の集まりは世界中に1つしかありません。
因みに、この数字の集まりじゃあまりにも煩雑でわかりにくいので、それに文字を割り当て分かり易くした
ものがドメインと呼ばれるものです。

このドメインは中国の方が申請されていますね。
そして割当てているIPアドレスは”106.75.157.44”で”Received”に記載されているものとぴったり合致!
このメールの差出人の本当のドメインは”noreply1164-info.co.jp”ではなく”mail.kj719.cn”であることが
立証されました。

Received”に記載されているIPアドレス”106.75.157.44”は、差出人が利用したメールサーバーの情報で
これを紐解けば差出人の素性が見えてきます。
このIPアドレスを元に送信に使われた回線情報とその割り当て地を確認してみます。

(※IPアドレスから導き出された位置情報は、必ずしもそれほど正確ではありません)

地図に立てられたピンの位置は、中国上海市楊浦区付近。
そして送信に利用されたプロバイダーは、中国に拠点を置く『Ucloud』
このメールは、この付近に設置されたデバイスから発信され、このプロバイダーのメールサーバー
を介して私に届けられたようです。


詐欺サイトは香港で稼働中

では引き続き本文。

いつもエポスカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびはお客様のカードに不明な取引が検知されましたので、

カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。

利用制限を解除するため、カードのご利用確認にご協力をお願い致 します。

ご利用確認はこちら

*ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございま すので、予めご了承下さい。

お客様にはご迷惑をお掛けして、申し訳ございませんが、
何とぞご理解とご協力をお願い申しあげます。

このメールは詐欺メールですから詐欺サイトへのリンクが付けられています。
そのリンクは『ご利用確認はこちら』って書かれたところに付けられていて
コンピュータセキュリティブランドの『Norton』の『Nortonセーフウェブレポート』では
このように判定されていました。

既に『フィッシングサイト』としてしっかりブラックリストに登録済みですね。

このURLで使われているドメインは”weiweifen.cn”と、またしても中国の国別ドメイン。
このドメインにまつわる情報を取得してみます。

レジストラは異なるものの申請者のお名前は先ほどの”mail.kj719.cn”と同じ人物ですね。
このドメインを割当てているIPアドレスは”149.88.75.149
このIPアドレスを元にサイト運営に利用されているホスティングサービスとその割り当て地を確認してみます。

(※IPアドレスから導き出された位置情報は、必ずしもそれほど正確ではありません)

地図に立てられたピンの位置は、香港の柴湾付近。
利用されているホスティングサービスも、香港を拠点とする『High Family Technology Co., Limited』
この辺りに設置されたウェブサーバーに、リンク先の詐欺サイトは構築されているようです。

危険だと聞かされると余計に見に行きたくなるのが人間のサガ…(;^_^A
それを承知で、しっかりとセキュリティーの整った環境下で見に行ってみました。

本物をそっくりそのままダウンロードして自分のサーバーにアップしているので、まんまエポスNetの
ログインページが開きました。
ここにIDとパスワードを入力してログインボタンを押してしまうと、その情報が詐欺師に流れてしまいます。
そして次に開いたページで個人情報を更新させると称しそれらの情報や、更にはカードの情報まで
詐取されることでしょう。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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