『詐欺メール』『【重要】life CARDカード会員ご本人認証サービス』と、来た件

『ライフカード』を騙る詐欺メールにご注意を!
※ご注意ください!
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速にをもっとうにご紹介しています。

このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した偽のコピーサイトで、フォームにアカウント情報や
クレジットカードの入力させそれらの情報を詐取しようとします。
被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!
また、気が付かずにログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

★フィッシング詐欺解体新書★

まずはメアドのドメインを見よ!

本日は『ライフカード』の日でしょうか?
ライフカードを名乗ったこのようなメールが、カードを持ち合わせていない私宛に複数届いております。

支払日の案内のようで、9月20日との記載があります。
くどいようですが、私、カード持っていないのに…(笑)

これだけ詐欺メールや迷惑メールが氾濫する世の中、『重要』や『緊急』って見出し付ければ動揺するって
時代はもう終わりました。
こんなの付けたって誰も動揺したり焦ったりなんてしませんよ!

このメールに書かれているリンクは3か所。
『ご請求明細のご確認』ってところのみが詐欺サイトへのリンクで、それ以外は正規サイトへ接続
されるように仕組まれています。

では、このメールを解体し詳しく見ていきましょう!
まずはプロパティーから見ていきましょう。

件名は『[spam] 【重要】life CARDカード会員ご本人認証サービス』
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。
この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
『”lifecard” <lifecard.co.jp1@afoflmx.cn>』
皆さんはご存じでしょうか?
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。

差出人名には『lifecard』と記載がありますが、それなのにメールアドレスにはライフカードには
全く関係の無い中国のドメインが記載されているので、この差出人はライフカードの関係者では
ないことは明らかです。


サイバーアタックの攻撃元と評価

まず、このメールのヘッダーソースにある”Received”を確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、『表示(V)』⇒『メッセージのソース(O)』と進むと見られますよ。

Received:『from afoflmx.cn (unknown [95.215.108.60])』

明らかにメールアドレスがおかしいのでこのメールは特定電子メール法違反となり
処罰の対象とされます。

※特定電子メール法違反
・個人の場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・法人の場合、行為者を罰する

Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む自局のホスト情報です。
ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。
すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。
記載されている末尾の数字”95.215.108.60”は、そのサーバーのIPアドレスになります。
これを紐解けば差出人の素性が見えてきます。
このIPアドレスを元に危険性や送信に使われた回線情報とその割り当て地を確認してみます。

このIPアドレスを元に割り出した危険度は『脅威レベル:高』
その詳細は『サイバーアタックの攻撃元』表示とされています。

送信に利用されたのは、ロシアの『Global Internet Solutions LLC』と言うプロバイダーです。

位置情報は、IPアドレスを元にしているので、かなりアバウトな位置であることを
ご承知いただいた上でご覧ください。

代表地点としてピンが立てられたのもロシアで『サンクトペテルブルク』付近です。
このメールは、この付近に設置されたメールサーバーを介して私に届けられたようです。


詐欺サイトは無防備に放置

では引き続き本文。

いつもライフカードをご利用いただき誠にありがとうございます。

2023年9月分のご請求金額をご案内いたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■当月のご請求金額
ライフカードゴールドESPECIAL(E)
当月お支払日
9月20日

▼ご請求明細のご確認はこちら

https://www3.lifecard.co.jp/WebDesk/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼【重要】ショッピングリボルビング払いおよびあとから回数指定分割払い手数料率改定▼
改定内容についてはこちらをご覧ください。

https://www.lifecard.co.jp/ryouritsu/

▼【重要】「LIFEサンクスプレゼント」ポイントプログラム改定のご案内▼

改定内容についてはこちらをご覧ください。
https://www.lifecard.co.jp/bonus/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメールは詐欺メールですから詐欺サイトへのリンクが付けられています。
そのリンクは、本文愛に直書きされていますが、先に書いた通り『ご請求明細のご確認はこちら』と
書いてあるリンクは偽装されていて、そのURLと『Nortonセーフウェブレポート』での判定は
このようにレポートされていました。

疑わしいと言うレポートなので、危険度は低いと判断されているようです。

このURLで使われているドメインは”bzryufy.cn”とまたしてもライフカードには全く関係の無い
中国の国別ドメインが使われたURLとなっています。

このドメインにまつわる情報を取得してみます。

中国で管理されているであろうと思われるこのドメインの管理者名は、詐欺メールや詐欺サイトの調査で
しょっちゅう見掛けるお名前。
そしてこのドメインを割当てているIPアドレスは”172.67.202.27
このIPアドレスを元にサイト運営に利用されているホスティングサービスとその割り当て地を確認してみます。

表示された地図の中央にあるのは、これまたこれらの調査で良く見掛ける『トロント市庁舎』
いったいここにはいくつの詐欺サイトが保存されているのでしょうか?
利用されているホスティングサービスは『Cloudflare』でした。

危険だと聞かされると余計に見に行きたくなるのが人間のサガ…(;^_^A
それを承知で、しっかりとセキュリティーの整った環境下で見に行ってみました。

ノーマークでどこからもブロックされることなく開いたのはこのようなサイトでした。

本物そっくりのログインページですね。(-_-;)
ここにIDとパスワードを入力してログインボタンを押してしまうと、その情報が詐欺師に流れてしまいます。
そして次に開いたページで個人情報を更新させると称しそれらの情報や、更にはカードの情報まで
詐取されることでしょう。

このようなフィッシング詐欺サイトが無防備に放置されていてはとても危険です。
ノートンとトレンドマイクロに私の方から評価変更の申請を行っておきます。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

つものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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